立春も過ぎて、昨日が大安で晴天だったので、
娘と一緒にお雛様を出しました。
娘のお雛様は、木目込のお人形。
飾り台の引き出しに、
右大臣・左大臣を置くことで、少し立体感が出るし、
ひな祭りのあとにはお人形を引き出しの中にすべて収納できて、
とてもコンパクトになり、
収納やサイズの意味では現代風ですが、
お顔立ちやお着物の色味が古風なので、とても気に入っています。
昨年のひなまつりの記憶は娘にはなさそうですが、
ひなまつりの歌は歌えるし、
「お雛様出すよー」と言ったら、
公園に行く予定もキャンセルして、
楽しそうにしていたので、
「汚さないでくれ、壊さないでくれ・・」と若干の不安を残しつつも、
一緒に出すことにしました。
昨年は娘がとにかくお雛様を怖がって、
(日本のお人形が怖いと感じるのはなんとなくわかる)
「怖くないよ、大丈夫だよ」とよく言って聞かせていた記憶があったのですが、
今年は「おひなさま、かわいいねぇ~」と何度も言っては、
とてもいとおしそうにお人形たちを見つめているので、
「おひなさまは、〇〇ちゃんが病気や怪我をすることなく、
大きくなりますようにって守ってくれてるんだよ。」
と話すと、その意味を考えたり、
なんとなく彼女なりに畏敬の念を抱いたのか、
なんとお雛様に対して手を合わせ始めたではありませんか!!!
寝る前には、「おそらのじっじにおててあわせよう」と言いながら、
お雛様の前で正座をしている。。
なんだろう、この純粋にお雛様に対して向き合う姿勢は。。。
みたこ家に仏壇はありませんが、実家には仏壇があり、
実家に行ったらまず仏壇に手を合わせることをこれまでも一緒にしてきたので、
なんとなくそのときと同じような気持ちになったのかしら。。
嬉しいやら、感動するやら、驚くやら。。
自分が子供の頃は、
まさかお雛様に手を合わせようなんて、
思ったことも考えたこともなかったな、、、。
このお雛様は、私の母と亡き父が、
娘のために買ってくれたものなので、
娘がこんなふうにお雛様と向き合ってくれるのは本当に嬉しくて、
お空のじっじもお空から目を細めて見ているだろうなぁと思うと同時に、
この姿を本当に見せてあげたかったなぁとも思い。。
昨日の出来事があってから、
お雛様はこれから毎年、娘と一緒に出そうと心に決めました。
来年もおてて合わせてくれたらいいな。
反抗期に入っても、無言のままでもいいから、
隣で一緒に黙々と飾ってくれたらいいな。
お雛様飾る日は、デートキャンセルしてほしいなぁ。。
お雛様飾る日は、二日酔いじゃないといいなぁ。。(娘が)
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